ペンハリマブログ

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三笠フーズ問題について

2008.09.19日

 三笠フーズの問題は今までの食品偽装の中でも一番悪質だ。賞味期限や産地偽装といったことにも 驚かされたが、事故米を販売するというそのやり方は食の安心・安全を根本から覆した。

 
 ここ数年の耐震偽装から始まった偽装問題は日本人の心が根本から腐っている証拠である。

 バブル以降の日本の経済はこのような商道徳を完全に破壊し、儲かればいいという考え方が蔓延し  
 ている。

 このような悪事を働いたら必ず罰が下されるというのが仏教の考え方だ。


 日本人は無宗教となり、道徳心を失った。このような状況なのに政治にも期待できないし・・・・。


 相撲界の北の湖前理事長の対応もそうだが、潔さが全く感じられない。このような大人を見て育つ子 
 供がどんなモンスターを生み出すかを考えると・・・。


 理屈ではなく、心の教育が本当に必要な時代ではないか?


 金よりも大事な者を失ってはいないか? 資本主義の欠陥が露呈し始めたこの時代において、希望を  
 託せる人物は現れるのだろうか?


 毎日TVに向かって怒りながら日々を送っている。そんな人が多いのではないだろうか?

                              兵庫県公務員専門学院  案浦幹雄


目標(夢)を持つ

2008.09.13日

 夏休みが終わって10日ほどが過ぎた。
 例年にない暑さ続きで何もする気にならないくらい暑い日が続いた。この猛暑続きの原因はいくつか が考えられるが、「梅雨明けが例年になく早かった」のもその原因に 上げられている。

  
 夏休みを過ごしていた子どもたちもあの暑さでは計画通りことが運ばないのは当然だろう。昔と異な り、今はエアコンが普及していてどこへ行っても涼しい場所はいっぱいある。例えば図書館など・・。自 宅を出て勉強や宿題をする手もあるが、夏休みは日が経つにつれて生活が乱れて、朝は遅く起き、夜 も遅くまで起きている、いわゆる「夜型」の生活になってしまい、だらけた生活になってしまうものだ

  
  しかし一方、ある日の新聞の社会面に「学習熱も上昇」という見出しで、某学習塾の実施している難関私立中学の受験を目指す児童を対象にした「12時間耐久特訓」のことが出ていた。冷房の効いた教室が受験児童の熱気であふれた。と出ていた。特訓は午前9時から午後9時までで、今年は兵庫、大阪、京都、愛知会場で約320人が参加したそうだ。

  
 内容は灘中や甲陽中など難関7校対象の模擬試験と解説授業。特訓について同塾は「競争倍率の感覚を体験させるため」としているが、新幹線で答案用紙を集め、採点し、午後8時半には合格点に達した児童が発表されたとか。

  
 夏休み期間中、びっしり授業や試験の予定が詰まっているという。ある児童は「同級生が遊んでいるのはうらやましいが、今頑張る方が大学受験で有利と思う」と話したとか。一方、7月29日から8月1日まで「第21回兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会」がスカイマークスタジアムで行われた。真夏の太陽に負けないくらい輝く白球を追い、エースが力いっぱい投げ、主砲が鋭いスイングで打ち返し、野手はひたすらその白球を追いかける。県下9地区の予選を勝ち抜いた精鋭20チームが頂点を競う小学生による「少年野球」だ。神戸地区と阪神地区からは各3チーム、他の地区からは2チームが出場した。
 
  各チームのチビッ子たち(各チーム20名)は監督さんや、コーチの方々の指導のもと、土曜日、日曜日を主に地元の小学校のグランドなどで練習してきた。そこでは「暑い」とか「しんどい」とかを口にすることはできない。「我慢」と「辛抱」だ。

  
 この二つの新聞記事から思う。一方は学習塾へ通い、私立中学受験を目指し、暑さに負けず、目標に向かって努力しているし、一方の少年野球の子どもたちも白球を追って頂点に立つ夢に向かって努力している。やっていることはちがっても「一つの目標に向かって努力する」という点では両者とも同じである。
 何でもいい。小さい頃から一つの目標(夢)に向かって努力することほど尊いこと、大切なことはない

  
 大学を受験した際、例え一流国公立大、有名難関私立大学受験に失敗したとしても、少年野球で惜しくも敗れても、プロ野球選手になれなくても、小さい頃がんばった子どもたちは決してくじけない根性ができているものだ。
  
 夏休みも終わってしまったが、その日、その日をダラダラと過ごすことなく有意義な日々を過ごしてもらいたい。
 
  中学生諸君も、本年度第52回兵庫県中学校総合体育大会(県総体)が、7月26日から31日まで神戸市を中心にして17種目に熱戦が展開された。

 
 地区予選で敗れて、学習塾等で夏季講習の特訓に取り組んだ中学生もあれば、炎天下で勉強のことを忘れて競技に懸命になっている中学生もいた。

 
 小学生の夏休みの過ごし方を二つと中学生の現状を紹介してきたが、共通して一つのことに打ち込んでいる子どもはすばらしいと思う。

  試合に勝つことはもちろん大事だが、負けたときの悔しい思いをバネに次のチャンスをがんばれる子どもになってほしい。またそうなれることを確信する。

  
 また、中学受験に失敗しても、それで人生が負けたのではない。努力してきた過程を大切にして、次の人生を強く生きる人になることを疑わない
 
 もちろん、目標(夢)は親から与えるものではなく、子ども自身が描かなければならないのはもちろんだが・・・。親はよき協力者でなければならないと思う。

     平成20年9月10日
                 岡村ゼミナール教育顧問  大 西 豊 司

「苗半作」ということ

2008.09.09日

 
 近ごろ目立って中学生の凶悪犯罪の発生が多くなっている。

 
7月16日午後愛知県豊田市の東名高速道路上り線で名古屋発、東京行きJR東海バスから「刃物を持った少年が運転席の後にいる」との110番。少年は運転手の首に果物ナイフを突きつけ、バスを乗っ取り「オレはバスジャックした」と。

 
この少年は山口県宇部市の中学2年生(14歳)「親に怒られ、嫌がらせでやった。世間を騒がせたかった」と供述。この少年は中学校の女生徒との交際をめぐりトラブルとなり、担任や親から注意されていた。14日夜には母親と口論もしている。新聞には「まじめな委員長」という見出しが出ていたが、ほん
 とうだろうかと疑いたくなる。

 
友だちに「10万円持ってこい」と言ったり、小学生のとき家出した経験を聞くと「まじめ」とは思えない。

 
 山口県から新幹線で名古屋まで家出、と聞いただけでもどうしても普通の中学生とは思えない。こんなとき学校関係者は決まって「普通の子」「勉強ができた」「欠席もなかった」と口を揃えるがこんな事件になる前にきっと何かの兆候が見られたはずだ。

 
  「まじめな生徒で心配したことはなくノーマークの子だった」と教頭は話していたが、どうもマスコミ向けのパフオーマンスにしか思えない。少年が通う中学校の親に「我が子との関わり方がわからない」などの波紋も。問題は拡大するばかりだ。

 
 7月19日午前3時ごろ埼玉県川口市では中学3年生の女生徒が46歳の父親を刺殺するというショツキングなできごとが起きている。動機などを捜査しているが普段から両親に「勉強しろ」と言われることに腹が立っていたと供述しているという。

 
 「父親とは普段からあまり会話はなっかた」とも供述しているという。前夜は一家だんらんで食事をし、居間でテレビを視るというごく普通の家庭の蔭になにがあったというのだろうか。

 
 「むかつく・・」「わずらわしい・・」「キレる・・」「腹が立つ・・」など近ごろの中学生は一体何を考えているのだろうかと思う。

 
 この女子中学生は「もっと勉強するように・・」と言われたからこんな凶行に及んだのだろうか。前に述べたバスジャックした少年もそうだが、こんな凶悪な犯罪に走る前に何か原因があるはずだ。ただ単に「勉強しなさい」だけでこんな状態にはならないと思う。例えば家族との心のつながりが乏しいとか・・、小学校時代の友だちは「成績はクラスで5番で・・」と言っている。きっとよく勉強はできたのだろう。しかし、その勉強のさせかたが問題なのではなかったか。父親は製薬会社の会社員と聞く。女子中学生も自分の進路をその方面に考えていたという。

 
 ここからは私の想像の域を出ないが、おそらく小学校時代は親が尻を叩いて手を入れれば学習成績は上がるものだ。しかし、この女子中学生は私立の中学校へ進んだと言うから、親の期待(薬剤師になる)が大きく、その重圧にジッと耐えていたのかも知れない。ヤル割には成績は向上しない。

 
 小学校では少しやればできるが、中学生になり周りがやりだすと(自分の気持ちで)親に急き立てられていた子どもは、勉強にブレーキがかかってしまうのだ。その時になって「勉強、勉強・・」とせき立てればたてるほど、気持ちは他の方向に行ってしまうのだ。

 
 先日、東京・秋葉原の歩行者天国で起きた「連続無差別殺人事件」の容疑者も、青森県で少年期を過ごしているが、小さいときは(小学、中学)勉強のよくできる子どもだったらしい。青森県では有名な進学校、青森高校に進学した青年は、入学したとたんに成績がさがり、目標を失い、それ以後親とも会っていないという。この3人の共通点は小さい頃は大変利発なイイ子という点だ。これは親が子どもより先に夢を持っている点だ。

 
 最近「医歯薬コース」の大学を目指すことに人気があるそうだ。親が子どもより先に「医歯薬コース」を夢見て、大きくなったときに経済的に裕福な生活をさせることだけを願う。医師も歯科医も薬剤師も収入が多いと聞くと、みんなそちらの方面に向かう。

 
 「しんぼう」「がまん」ということがとても辛い今の中学生。親や学校の先生から、地域の人は尚更、普段から叱られていないのだ。だからチョットした注意や叱責でも子どもにとっては耐え難いことなのかも知れない。「注意される」ことや「叱られる」ことに慣れていないことが根底にある原因なのかも知れな
 い。

 
 だから、親が子どもに将来のことを考えて言っていることが、夢を持たない子どもにはただ単に「うるさい・・」「わずらわしい・・」としか感じないのではないか。その対象となる人間を殺してしまえば(いなくなると)自分はその抑圧から解放されるとでも思っているのだろうか。それが父親であろうが母親であろうが・・・。

 
 今頃の子育ては少子化傾向も手伝って、親の手(親の理想、親の希望・・)が子どものそれよりも先行していないだろうか。

 
 「三つ子の魂百まで・・」と言われる。3歳位までに人間にとって大切な基本部分はほとんどでき上がる。それなのに、その時期には子どもの言いなりになって、中には子どもの機嫌をとっている親さえあり、子どもが欲しがるものを買い与え、食べたいものを食べさせ、叱るとか、強制させることをまったくし
 ていないツケが中学生くらいになって出てきているようだ。

 
 悪いことをしたときにはしっかり、きつく叱り、よい躾をしっかりすること。これも時期を失うとまったく効果は反対になってくる。勉強さえしておれば、勉強さえ成績がよければ、後のことは目をつぶる。大目に見る。見逃す。この点が一番大事なことなのだ。

 
 人にあいさつをすること。相手に対して「ありがとう」を言う。自分のできることは自分でする。この三つのことが小さいときにしっかりできている子どもはまっすぐ成長する。この大事なことを疎かにしておいて、小さい頃から「早期教育」とやらに走る親が多い。幼児の時から読み、書き、計算を優先し、英
 会話まで手をかける家庭もあると聞く。

 
 私の最も尊敬する但馬が生んだ教育者、東井義雄先生のいつも口にされていた「根を養えば、樹(き)は自ら育つ」という言葉が耳を離れない。「根」つまり子どもによい習慣、生活態度である。これさえしっかり養成しておけば、あとは「自から・・・」ということだ。また、昔から「苗半作」という言葉もあ
 る。「苗」とは幼児のこと、いい苗を育てることは、人間一生の基本をつくること。根のしっかりした、茎の太い苗を育てることは、一生の基礎基本となる大切なことで、これで「半作」。あとの「半作(半分)」は子どもが自分の力で完成へ近づけるよう努力することだと思う。作物で言うと、いくら肥料を施しても、しっかりした苗でないと、いい結果(収穫)は期待できないということだ。

 
 中学生をお持ちのご家庭では、こんなことを言うと、「もう遅い・・のでは」と言われるかも。しかし、人間いつからでもできることがある。決して遅くなった・・と思わないことだ。「勉強、勉強・・」「クラスで何・・・」「いい中学校に、いい高校に・・」ということをもう一度考え直してみては。子どもを育てるのに何が一番大切かを。

     平成20年9月3日
                岡村ゼミナール教育顧問 大 西 豊 司